エアブラシについて②
塗料の濃さについて
エアブラシでの塗装で重要なのが塗料の濃度です。
ただ、一律に「この濃度が最適」とは言い切れないところもあってなかなか難しいところです。
その時のエアーの強さも濃度を決める際の重要な要素だし、天候や気温にも影響されます。例えば気温が30℃を超えるような真夏の湿度の低い時だと塗料のシンナー成分はどんどん揮発してしまい、塗装中に何度もシンナーを注ぎ足して濃度を調整しながら塗装しなければなりません。
また、新品の塗料と使いかけの塗料ではビンに入っている段階ですでに濃度に大きな違いが有ります。 エアブラシに最適な塗料の濃度は結局は経験を重ねて自分が一番使いやすい濃度をつかみ取るしかないのだろうと思います。
ごく一般的には、現在主流となっているMrカラーの新品を使うとすれば、2〜3倍に薄めるのが使いやすい様に思います。私の場合はほとんどの場合3倍に希釈して、塗り重ねる塗装をしています。
ダブルアクションエアブラシの使い方
シングルアクションタイプが塗料の噴出量をあらかじめ決めておいて、エアの強さだけでコントロールするのに比べると、ダブルアクションタイプは塗料の噴出量も塗装しながら変える事が出来るので、技量次第ではかなり高度な表現が可能です。
とは言うものの、ほとんどの場合はニードルの調整で最大噴出量を決めておいてから塗装する事が多いですね。
ドイツ機の蛇行迷彩や、斑点迷彩などの小さな面積への塗装が連続する時には、エアーの強さを調節出来る「レギュレーター」があるとかなり便利です。塗料とエアーの最大値を決めておけば、その範囲でのさらに微妙な表現に集中出来るので、塗装がさらに楽しくなります。
また、レギュレーターがハンドグリップにもなるので、エアブラシ単体での作業より作業がやりやすくなります。
レギュレーターにも、圧力メーターのついたものも有りますが、メーターが無くてもそれほど不便は感じませんね。
ほとんどのレギュレーターには、埃や水分を除去するためのフィルターもついているので、エアブラシ塗装の失敗の原因を少なくしてくれます。
この写真の様な本格的なレギュレーター・水抜きセット(洗浄ボトル付き)は結構値段も張りますが、性能は信頼出来ます。
冒頭の写真のエアブラシはメインで使っているエアテック社のビューティ4の口径0.2mmですが、塗料カップは別売りの大型のものに交換しています。田宮模型やGSIクレオスのMrシリーズは使いやすくて良いものなんですが、値段が高いのが難点ですね。
その点、エアテック社のものはコストパフォーマンスに優れていると思います。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。